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日本の山歩2

日本の山歩きはなかなか大変です。加齢とともに夜行日帰りとかでは体がついて行けませんので,麓の温泉に泊まるか小屋泊まりにしても荷物は多くなります。経済的にも時間的にも,そして体力的にも負担が大きいので年に数えるほどです。
あらかじめ十分下調べをして,夫婦の山歩に適したコースを選んでは楽しんでいます。二人とも観光旅行よりは山歩の方が充実した時間が過ごせるという点では一致しているようです。
それでもたまには単独行で少しきついなと思うような山にも行ってみたいです。もう無理は効かない年なのですが。



2025年の記録

日光高山 2025.5.28(水)晴れのち曇り、小雨 

 G P S デ ー タ

 竜頭の滝上駐車場に止めて,湯川を少し上流まで遡り、元に戻って高山から中禅寺湖畔を歩き竜頭の滝上駐車場に戻りました。
 



   4:50  自宅出発
   7:52  竜頭の滝上駐車場出発    
   8:11  中宮祠湯元歩道を湯川に沿って林道まで歩く
   8:31  駐車場に戻る
   9:47  高山山頂
  11:02  中禅寺湖畔
  11:59  菖蒲ヶ浜(昼食)
  12:39  竜頭の滝上駐車場下山
  
  
   歩程は11.5km,山歩時間は4時間47分でした。  

 

 昨年の8月4日、余りの暑さに日光高山へ出かけた折、中禅寺湖から吹いてくる心地よい風に感動しました。そしてツツジらしい木が沢山あるのを気にとめていました。今年になり、また気になって情報を探っていたら、5月下旬からのシロヤシオがすばらしいとの記事が目につきました。ということで、田植え作業後の腰の痛みが続いているのですが、我慢して出かけてみました。

 車の運転も心配だったのですが、どうにかたどり着きました。竜頭の滝は確かに夏とは異なったあでやかさでした。ミツバツツジの赤が滝を化粧しているようです。車も沢山止まっていて賑やかでした。
 竜頭の滝上流も華やいだ雰囲気なので、つい誘われて林道まで歩いてみました。こちらはお客さんはいません。唐松の新芽と湯川の流れる音、エゾハルゼミやカジカガエルの鳴き声、こんな世界があったのかと頭が真っ白になりました。程なく林道に出ると大型の電気バスがやってきました。千手が浜の方へ向かうようで、結構お客さんが乗っています。こんな森の中を動いていくのは、おとぎの国を散策しているようですね。

 駐車場に戻り高山へと向かいます。ひと喘ぎで尾根筋に出ると、早速ミツバツツジやシロヤシオ、シャクナゲが現れました。ミツバツツジは盛りを過ぎていましたが、シロヤシオとシャクナゲはまさに今が見頃です。夏の緑一色の山からは想像もつかないほどのカラフルさです。その後の尾根歩きは快適なフラワーロードです。時々フラワー越しに男体山や中禅寺湖が望まれます。まさに絶景といったところで、高山山頂がそのピークといったところでしょうか。山頂直下のシロヤシオとミツバツツジの共演は今この時期しか見られない貴重な光景です。この年で目にすることが出来て幸せこの上ないといった所でした。

 中禅寺湖に降りてくると、ここにも赤白のツツジ類が咲き誇っていました。湖畔歩きが楽しくなります。いつの間にか菖蒲ヶ浜に到着、臨時駐車場の脇で昼食となり、今日のイベントも終了となりました。昼時で竜頭の滝は混み合っていました。

★カメラ キャノン パワーショットG7XMarkⅡ
 

 
湯川沿いの遊歩道からの眺めです。心が洗われます。
 
 シャクナゲも盛りです。
 
ミツバツツジは盛りを過ぎました。散り始めました。

高山山頂のシロヤシオ、群生しています。 
 
高山山頂です。新緑がすがすがしいです。
 
下山路にも延々とツツジ類が咲いています。
 
中禅寺湖畔に降りてきました。

こちらには朱色のヤマツツジが満開です。 
 
竜頭の滝に戻りました。華やいだ雰囲気です。



2024年の記録

日光高山 2024.8.4(日)晴れ時々曇り 

 G P S デ ー タ

 竜頭の滝上駐車場に止めて,高山から中禅寺湖畔を歩き竜頭の滝上駐車場に戻りました。
 



   4:50  自宅出発
   8:00  竜頭の滝上駐車場出発    
   9:32  高山山頂
  10:46  中禅寺湖畔(昼食)
  11:52  菖蒲ヶ浜
  12:16  竜頭の滝上駐車場下山
  
  
   歩程は9.8km,山歩時間は4時間14分でした。  

 

 暑いさなかブルーベリー摘みに明け暮れました。体もバテ気味なので,涼しいところを散策しようと言うことで日光に出かけてみました。展望の良い社山はきつそうなので,ずっと楽ちんな高山を登ってみました。

 自宅周りの暑さは半端ではない日々が続いているのですが,竜頭の滝上駐車場に下りたら「おやっ」と感じるほど涼しい空気です。これなら山歩きも快適です。公園のような登山道を本当に爽やかに歩きました。いつまでも歩いていたい,そんな雰囲気です。道の脇にはずーっとツツジの木(白八潮)が並んでいて,花の時期は実に見事なことがうかがわれます。5月,6月は沢山の人で賑わうようですが,この日は私たちだけのようで途中3人の方に出会っただけでした。熊との出会いがありそうなので,ずっと鈴を鳴らしたりラジオを鳴らしたりして歩きました。

 多少の緊張感もありましたが,平地では味わえない心地よさを堪能した山歩きでした。
 

★カメラ キャノン パワーショットG7XMarkⅡ


高山の山頂です。眺望はありません。日射しの割に爽やかです。
 
中禅寺湖に下りてきました。風が爽やかです。
 
いい気分でお昼にしました。



三浦アルプスと鎌倉アルプス 2024.2.19(月)曇り時々雨~2.20(火)晴れ時々曇り 

 G P S デ ー タ

 2月19日
 横須賀線田浦駅から田浦梅林を経て三浦アルプスを縦走し,葉山森戸海岸に下山しました。翌日の鎌倉アルプスに行くのに
海岸近くの葉山うみのホテルに泊まりました。
 



   5:20  自宅出発
  11:00  横須賀線田浦駅出発    
  11:20  田浦梅林
  11:46  横浜横須賀道路陸橋
  12:00  乳頭山手前尾根(昼食)
  12:31  乳頭山
  12:43  茅塚
  14:43  観音塚
  15:41  仙元山
  16:21  葉山うみのホテル(宿泊)
  
  
   歩程は11.5km,山歩時間は5時間10分でした。  

 ※田浦駅から田浦梅林まで記録しなかったので補正しました。

 G P S デ ー タ

 2月20日
 北鎌倉駅から明月院脇を登り鎌倉アルプスを縦走して瑞泉寺脇に下山して,鎌倉駅まで歩きました。

 



   8:00  うみのホテル出発
   8:42  北鎌倉駅出発
   9:07  明月院脇鎌倉アルプス登山口
  11:09  瑞泉寺脇下山
  11:20  永福寺跡公園(昼食)
  12:30  鎌倉駅到着
  
  
   歩程は10.1km,山歩時間は3時間49分でした。  


  雪の無い近場の山を探していたら鎌倉アルプス(天園ハイキングコース)という古都の裏山が見つかりました。こちらはあまり歩きごたえがないという口コミなので,もう一つ探したところ三浦アルプスが出てきました。これらを一緒に歩けばトレーニングになるだろうと思い,日が長くなる2月の中旬頃を狙って出かけました。しかしながら,温暖化の影響なのか陽気は一変し山行一日目は初夏のように気温が上昇して雨模様になり,最悪のお出かけでした。二日目は晴れたものの25℃近くまで上昇し,これまた低山歩きには堪えた山歩でした。

 横須賀市の田浦までは時間がかかり,登り初めは11時になってしまいました。途中の乗り継ぎではお弁当を買う空き時間も無く,到着した田浦駅にはコンビニもなくて非常食のみの山歩となってしまいました。そしてチラチラと雨が降り出しました。田浦梅林までの長い階段を上りきった頃には風も強くなり,この先行っていいものかと,弁当がないこともあって少し不安になりました。しかし動き出した足は止まりません。次から次へと小刻みのアップダウンは,この年になっても修行するのかといったところでした。展望はよくなく,これといった絶景スポットは出てきません。山桜の大木やマテバシイの巨木の並木道に感激したぐらいでしょうか。この辺の辛さは地元の方,naottotto515さん のブログに表現されているとおりでした。

 やっとの思いでたどり着いた仙元山は展望の良い公園になっており,海を前景に富士山が大きく見えるようです。今日は雨の中海が霞んでいます。ここからは下って下って葉山教会まで下ると,もう町の中です。海岸沿いに葉山マリーナ方面に向かうと,今夜の宿泊地葉山うみのホテルが現れてきてほっとしました。雨合羽は上着しか着ていなかったのでズボンはびしょびしょ,頭も顔もびしょびしょでした。ホテルエントランスで雨水を払っていたら,フロントのうら若い女性がタオルを持ってきてくれました。いやーむさ苦しい老夫婦には感激でした。


 二日目も雨かなと思っていたら晴れました。日中はどうにか持ちそうだと言うことで,いざ鎌倉へ向かいました。
 鎌倉アルプスは通称で,正式には天園ハイキングコースと言われています。天園とは横浜市と鎌倉市の市境にある景勝地で,東郷平八郎がこの地を「天国の園に遊ぶよう」と形容したことに由来するそうです。鎌倉市街や太平洋が見渡せる絶景ポイントのようです。確かに多くの方が行き交っており,鎌倉の裏山の奥深さを感じるのにはとてもいいコースだと思いました。古めかしい洞窟がいくつも見られ中に石仏が納められています。苔むした石肌も見事です。遠く1000年程前の修行僧の歩いた道でしょうか。すり減った大きな岩肌を歩くと自分が修行僧になったような感じがしました。この年になって何の修行をするのかわかりませんが。

 しかし鎌倉アルプスは歩きごたえはありませんでした。距離は三浦アルプスとさほど違わないのですが,高低差が少ないせいでしょうか,いつの間にか下山してしまいました。修行をするなら三浦アルプスがいいようです。
 鎌倉の町は平日なのにすごい賑わいです。人混みに混じるのも修行の一つと思い,お土産屋さんを覗いたりコーヒーをいただいたりとぶらぶら散策して帰りました。田舎暮らしの身には実に刺激的な山歩でした。


★カメラ キャノン パワーショットG7XMarkⅡ


田浦梅林の入り口です。ここからの階段がきついです。
 
梅は見頃になっていました。結構な本数です。
 
梅林の山頂付近に出ました。横須賀港が霞んでいます。
 
横浜横須賀道路の陸橋です。アルプスのためにありがたいことです。
 
乳頭山山頂です。国土地理院地図に山名はありません。
 
随所に山桜が育っています。

これはアルプスで一番大きい大桜です。 

マテバシイの巨木が並んで育っています。たくましく圧巻です。 
 
観音塚です。馬頭観音や千手観音像が祀られています。江戸時代のものとか。

仙元山に到着です。晴れると富士山が目の前にそびえているのですが。 
 
やっとの思いで到着したうみのホテルです。格安料金で泊まれます。
 
目の前が森戸海岸です。


 
鎌倉アルプス登山口です。
 
しっかりしたハイキングコースの表示板が設置され迷うことはありません。
 
鎌倉市街地とは反対側に横浜の港が見えます。
 
大きな岩がゴロゴロしています。

岩には穴が掘られ石仏が納められています。 
 
苔むした岩が歴史を感じさせてくれます。
 
天園に着きました。いわれが書いてあります。
 
瑞泉寺脇のハイキングコース入り口です。
 
 永福寺跡の公園です。逗子駅で買った鯖の押し寿司を食べました。
 意外なおいしさでした。



2023年の記録


一切経山 2023.10.11(水)晴れ 

 G P S デ ー タ

 浄土平ビジターセンターから酸ヶ平避難小屋を経て一切経山に登り,鎌沼を周回して戻りました。一休みの後
吾妻小富士を周りました。
 



   5:00  自宅出発
   9:40  浄土平駐車場出発
  10:25  酸ヶ平避難小屋    
  11:18  一切経山山頂
  12:20  酸ヶ平避難小屋(昼食)
  12:31  鎌沼
  14:02  浄土平駐車場下山
  14:20  吾妻小富士へ出発
  14:49  吾妻小富士山頂
  15:20  浄土平へ下山
  
  
   歩程は10.7km,山歩時間は約5時間でした。  


 猛暑の中の稲刈りも終わり,お彼岸の中日になると急に暑さが収まりました。お出かけ日和になり,暑さ疲れを癒やそうかと名湯「高湯温泉」に泊まりながら近くの山を登ろうと一切経山に出かけてみました。

 平日ですが沢山の観光客に混じり登山者も目立ちました。老いも若きも混じって登山道は途切れることはありません。鎌沼近くの酸ヶ平辺りから強風となり,一切経山の登りははすごい風が吹いています。ヤッケのフードをかぶりふらつきながらどうにか山頂にたどり着きました。五色沼が目の前です。神秘的な魔女の瞳は独特の色合いで,コレハットと強風にあおられながらシャッターを押しました。沢山の枚数になったのですが,いつものように人様に感激を与えるようなものは撮れませんでした。磐梯山や吾妻小富士も素晴らしく自分なりには満足のいく撮影でした。

 鎌沼は秋景色です。辺りの色合いと水の色がマッチングして秋爛漫と言ったところです。ただ,木道のない登山道はぬかるんでいて滑りやすく神経を使いました。特に酸ヶ平の反対側の登山道がひどかったです。慎重に下山するあまり,長い行列ができてしまいました。

 早めに下山したので一息入れて吾妻小富士を一回りしました。激しく噴煙を上げる一切経山の迫力を小さな人間と対比させて写真に収めることができました。

 下山後は何度来ても飽きの来ない高湯温泉に浸かり,今日の疲れとこれまでの農作業の疲れをしばし忘れました。

★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ


一切経山登山道からの酸ヶ平と鎌沼です。

一切経山山頂からの五色沼です。魔女の瞳と呼ばれています。 
 
一切経山山頂付近からの磐梯山です。
 
そして吾妻小富士の全景が見渡せます。
 
鎌沼と磐梯山です。
 
鎌沼の周辺の山にはクマザサと紅葉がマッチしていました。
 
鎌沼の秋景色です。正面が一切経山です。
 
吾妻小富士からの一切経山,迫力があります。



那須茶臼岳周回 2023.8.30(水)晴れ 

 G P S デ ー タ

 峠の茶屋下県営駐車場から朝日岳に登り,牛ヶ首から南月山に登って茶臼岳を経て戻りました。
 



   4:50  自宅出発
   7:20  峠の茶屋駐車場着
   7:32  登山開始
   8:18  峰の茶屋避難小屋
   9:23  朝日岳 
  10:29  牛ヶ首    
  11:34  南月山(昼食)
  12:22  牛ヶ首
  13:23  茶臼岳
  14:01  峰の茶屋
  14:44  下山
  
  
   歩程は14.3km,山歩時間は7時間12分でした。  


 今年は7月22日の梅雨明けと同時に猛暑に見舞われ,8月いっぱい35℃超えの厳しい暑さが続いております。どこか涼しい山はないものかと登山記録を眺めていたら,「登山・花日記さんの那須の記録」が目につき出かけてみました。 しかしです,峠の茶屋の駐車場に着いても暑いです。那須高原の涼しさとはこんなものかとあきれるやら,がっかりです。それでも青空はスッキリとしていて,どことなく秋の気配は感じられました。

 とにかく暑いと覚悟してTシャツ1枚で登り始めましたが,汗はひっきりなしに流れ,タオルを頭に巻いたまま登りました。こんな暑さの中,リンドウが咲き出しています。季節は確実に進んでいるようです。峰の茶屋の避難小屋に着くとさすがに風は涼しく感じられました。しかし日射しは強力で容赦なくジリジリと注いできます。家から持ってきた梨とブドウが,特別のうまみを感じさせてくれました。

 この暑さ,これからどうするかと思案しましたが,なまった体のトレーニングのつもりで朝日岳と南月山を繋ぐ茶臼岳の周回コースを採ることにしました。朝日岳には多くの方が登っていました。平日なのに若い女性の方が目立ちました。日射しを避けるのに厚着をしていて大丈夫なのかと感じましたが,至って元気に挨拶の声がかかってきました。生地がいいのか高齢者ほど暑さは感じないようです。朝日岳は十分満足のいく展望でした。日光連山や燧岳が雲海から顔を出し見事なパノラマです。そして目の前の茶臼岳の山容には圧倒されます。雄大な山脈を十分に堪能しました。

 さてと次は南月山です。こちらは牛ヶ首から南に向かっていくのでさらに暑さが応えます。それでも途中のトリカブトの群生地には癒やされました。リンドウと同じ濃い紫色は,この時期にぴったりなのかもしれません。辺りをトンボの群れが泳いでいます。感激してしばし写真撮影に没頭しました。結果はというと,いつものように傑作は撮れませんでした。南月山では一人きりでした。茶臼岳や三本槍,流石山などを眺めながら昼食です。クマザサが揺れるたびに熊が出るのかなと心配しましたが気配はありませんでした。

 また牛ヶ首に戻り,今度は茶臼岳に登ります。ロープウェイ山頂駅からのコースで,東寄りのせいか昼時はもろに暑さが迫ってきます。苦しくなり途中お茶をたっぷり飲み,梨とブドウを口に入れました。どうにか足が動き出せます。観光客が登るコースですが,とても苦しく感じました。時間にすると30分ほどですが,山頂がとても遠くに思えました。山頂には家族連れなど沢山の方が休んでいます。確かにいい展望です。四方を眺め尽くして下山しました。

 少し心配なこともありました。それは登山道が荒れていることです。最近の局所的な豪雨により,落差のあるところがえぐれて深い溝ができています。植物の生えていない登山道が特に目立ちます。かなりの土石が下方へと流され,水無川のようになっています。所によっては大きな石が落ちてきています。こういった状況は那須に特有なことではなく,北アルプスや利尻山でも見られました。温暖化による集中豪雨はこれからも増える一方ですし,登山道の管理が負担になってくるのではと考えさせられた次第です。

 涼を求めての登山でしたが,汗だくと日焼けで厳しいものでした。次回はもっと快適に登りたいものです。

★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ

 
リンドウが一際鮮やかでした。

朝日岳から茶臼岳を望みます。遠くは日光連山でしょうか。 
 
朝日岳から三本䅮方面を望みます。
 
牛ヶ首に向かう途中からの朝日岳です。
 
南月山へ向かう途中のトリカブト群落と茶臼岳です。
 
白いトリカブトははじめてでした。
 
南月山の帰りにもう一枚トリカブトと茶臼岳を撮りました。
 
茶臼岳から南月山を望みます。



礼文島桃岩フラワーハイキングと利尻山 2023.7.2(日)~5日(水) 晴れ,雨 

 G P S デ ー タ

 宿泊地のホテル礼文に荷物を預け,桃岩展望台近道から桃岩ハイキングコースを1周しました。
 


7月2日(日)
   5:10  自宅出発 10:40羽田空港 14:50稚内港  16:50礼文島(泊)
7月3日(月)
   7:34  ホテル出発
   8:21  桃岩展望台
   9:14  キンバイの谷
   9:14  つばめ山
   9:51  元地灯台 
  10:20  知床バス停    
  11:02  北のカナリアパーク(昼食)
  11:48  香深港フェリーターミナル着
  12:50  フェリーターミナル出発
  13:40  利尻島沓形港着 3時間の定期観光
  17:30  ペンション群林風(泊)
  
  
   歩程は11.2km,山歩時間は4時間14分でした。  

 G P S デ ー タ

 鴛泊コースの北麓野営場から利尻山を往復しました。
 


7月4日(火)
   4:45  ペンション出発(送迎車)
   4:54  北麓野営場出発
   5:07  甘露泉
   5:36  4合目, 6:05  5合目, 6:49  6合目, 7:54  7合目, 8:48  8合目  
   9:15  避難小屋(雨のため昼食に使わせてもらいました)
   9:50  9合目
  11:04  利尻山山頂  
  12:02  9合目
  1235   8合目
  13:02  7合目
  13:41  6合目
  13:52  5合目
  14:11  4合目
  14:36  北麓野営場下山
  15:23  ペンション群林風(下山者一人のため徒歩で戻る)
      


   歩程は18.9km,山歩時間は10時間29分でした。
   (北麓野営場までは歩程が15.3km,山歩時間は9時間41分でした。)



7月5日(水)
   8:25  鴛泊港フェリー出発
  13:10  稚内空港
  15:10  羽田空港
  19:40  茨交勝田営業所
  20:10  自宅 


 百名山の一番目と言うことで,いけたらいいなと思っていたのが,どうしたことか妻が是非とも登ってみたいというので3月頃から種々資料集めをはじめて見ました。ただし,ツアーではのんびり歩けないので個人がいいというので,毎日新聞旅行の「まいたび」にあるツアーをたどる計画としました。

 2日目の礼文島桃岩ハイキングは,まずまずの天気で利尻山を望みながら「レブンウスユキソウ」などの花々を楽しむことができました。礼文島から見る利尻山は容姿端麗で,気高さが漂っていました。その姿を目に入れて妻は登ったような感じになったようです。香深フェリーターミナルから礼文島南端を4時間ほどで歩くこのコースは,高低差も少なく公園のような歩きやすい道でまさに礼文島の定番ハイキングコースでした。

 午後のフェリーで利尻島へ渡り,利尻島をほぼ1周する3時間の定期観光バスに乗りました。このバスで「まいたび」の参加者たちと一緒になりました。

 3日目は利尻山登山です。早朝4時45分,ペンション群林風のワゴン車で北麓野営場まで2kmほどを送っていただきました。乗ると同時にワイパーが動き出し濡れるほどの雨です。運転するペンションのオーナーからはくれぐれも無理をしないようにとのお話で,私たちを含めた同乗者6名は複雑な心境です。神戸からの夫婦は2度目で山頂からの展望を楽しみにしており,もうひと組の埼玉からの男性二人組は前回9合目で撤退したリベンジ登山ということで,この天気には落胆この上ないと言ったところです。私たちもどうも気合いが入らないようです。そのうち雨は止むのではと言い合いながらスタートしました。程なく,いいペースで歩いて行った神戸からの夫婦は,まもなく本降りになるという雨雲レーダーを見ながら戻ってきてしまいました。明日もう一度登ることにしたとのことでした。ところがその後雨は本降りにならず,この夫婦は再度登り始め8合目で引き返したようです。雨雲データは山に入ると判断が難しくなるようです。もうひと組の男性二人組は,気合いが違うのか黙々と這い上がっていきます。

 7合目の胸突き八丁を越えると,さらに傾斜を強めた登山道が延々と続きます。歯を食いしばってとにかく耐える道のりです。なんとか8合目の長官山までと一歩一歩足を出していくと,下から妻が引き返すと言い出しました。気力が無くなってしまったというのです。一本道で一人で下りられるというのですが,一瞬どうすべきか迷いました。口調もはっきりしているので,体力的には問題なさそうなので途中電話を入れることにして私だけ登ることにしました。雨は強くなったり弱くなったりの繰り返しです。8合目の長官山に着いたとき,一瞬山頂が望めました。一眼レフを取り出そうとしていたら直ぐに隠れてしまいました。ここからが勝負のようです。とにかく腹ごしらえをするのに避難小屋に入りました。埼玉からの男性二人組がいました。いいペースできたようです。雨具にスパッツを着け装備を完全にして先行していきました。レーズンパンとゼリーを腹に入れ私も出発です。山頂直下までくると,10人ほどのパーティーが丁度山頂から下りるところでした。帰りのフェリーで一緒になった「まいたび」の参加者の話では,私とすれ違ったとのことでした。雨衣をまとい急斜面を下りるパーティーは遭難者のようでした。下りがきつかったようです。

 山頂周辺にはいろいろな高山植物が咲き誇っていました。行くことはできませんが北峰より少し高い南峰に連なって咲いています。見事なお花畑でした。晴れていればなお鮮やかなことでしょう。天気は一向に回復しないので,早々に下山です。登山道がかなり荒れているので石車に乗って転びそうになります。疲れた脚には負担がかかります。踏ん張って踏ん張ってどうにか下山しました。朝,同乗した二組の方はまだ下山しないようなのでペンションまで歩くことにしました。大きな歩道が整備され,チップが敷き詰められているので脚に優しく快適でした。しかし,雨は降ったり止んだりです。びしょ濡れになってしまい,到着早々ボイラー室に直行して乾燥させてもらいました。下山後の片付けが大変でした。

 苦労しながらどうにか登れましたが,昨日の定期観光バスのガイドさんの話のように,登ってはみたものの1週間の筋肉痛に苦しみ利尻山はつくづく見る山だと実感したのがよくわかりました。雨のため休憩する間もなく,水は500mlほどしか飲まなかったせいか,夕食には無性に喉が渇きビールをおかわりしてしまいました。そして,いつもなら3回くらいトイレに起き出すのに一度も起きず,4時頃には起き出してしまいました。せっかくだからと,フェリーターミナル近くのペシ岬に登って利尻山を眺めてみました。今日は良い天気のようで,気高い姿をみせてくれました。やはり利尻山は見る山のようです。

 帰宅後,3日目あたりから漆かぶれに悩まされました。顔半分と手首,腕などに発疹ができ1週間たっても完治しませんでした。登山道には漆がモリモリと生えていて葉っぱを払いのけたときにやられたようです。長袖は着ていたのですがやられてしまいました。利尻山でやられるとは思いもよりませんでした。

★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ
       キャノン パワーショットG7XMarkⅡ

  


礼文島香深フェリーターミナルに着きました。「花の浮島」にぴったりでした。 
 
オオハナウドと桃岩,猫岩です。
 
エゾニュウの彼方に利尻山です。

レブンウスユキソウ 

独特の草原にお花が一杯です。 
 
利尻山と一緒に絶景です
 
エゾカンゾウも所々に咲いています。
 

エゾイブキトラノオと利尻山,うまく調和しています。

独特な岩,桃岩と海岸線,北のカナリアたちの舞台です。
 
元地灯台です。
 
エゾハクサンイチゲも沢山咲いていました。
 
そしてフィナーレは北のカナリアたちのロケ地に立つセットの小学校です。
 
趣のある絵が飾ってあります。

知床の集落から香深フェリーターミナルまで海岸線を歩きました。 
 
ウニが道路に落ちています。中身は食べられてしまいました。

やっと香深フェリーターミナルが見えてきました。 



利尻山登山の早朝です。ペンションからよく見えます。 
 
それがワゴン車に乗ると雨が降り出しました
 
登山口である北麓野営場に到着です。

程なくおいしいと定評のある甘露水に着きます。 
 
6合目の第1見晴台につくと鴛泊港が見えました
 
携帯トイレを使用するためのトイレブースです。
 
8合目長官山に着くと山頂が見えました。が直ぐ隠れてしまいました。

山頂直下のお花畑です。
 
登山道は荒れています。いろいろな工法で整備が進められています。
 
ここが一番ひどいところです。パイプに砂利を入れています。
 
ここから登山者有志に砂利を運んでもらいます。
 
山頂付近のガレ場です。万年雪が残っています。
 
山頂にはお宮がありました。漁の安全を願っているようです。
 
いろいろな花に出会いました。ミヤマアズマギクです。
 
エゾノハクサンイチゲ
 
エゾツツジ
 
ハクサンチドリ
 
ウコンウツギ
 
チシマフウロ
 

シラゲキクバクワガタ
 
エゾカンゾウ
 
イワベンケイとミヤマアズマギク



大坊山から大小山(足利市) 2023.1.11(水) 快晴 

 G P S デ ー タ

 大山祇神社下の駐車場から大坊山に登り,大小山を周回するコースを歩きました。 



   6:00  自宅出発
   9:08  大山祇神社下駐車場出発
   9:49  大坊山山頂
  10:24   つつじ山
  11:00  足利鉱山 
  11:11  越床山
  11:48  ローソク岩(別名足利のマッターホルン 昼食)
  12:28  越床山
  12:50  毛野山
  13:34  大小山(妙義山)
  14:31  山百合学園
  15:04  大山祇神社下駐車場下山
      


   歩程は9.5km,山歩時間は5時間55分でした。  


 冬の山歩きとして人気の高い足利市の「大小山」に出かけてみました。この山はツアー登山にも選ばれており,「まい旅」では「大小アルプス」として2/18の催行に向けて,現在募集が行われており,毎年大人気のようです。

 「大小山」には巨大な「大小」の文字板が設置されており,北関東自動車道からも確認することができます。この文字板,山麓の阿夫利神社に祭られている「大天狗」と「小天狗」にちなみ,江戸時代の末期に無病息災を祈願する地元住民により設置されたと伝えられています。当時は木製でしたが,今の文字板はステンレス製で1995年に取り付けられたそうです。総重量が1トンにもなる巨大なモノとなっており,この山が地元の方々にとって特別に大切なことが伝わってきます。(KITAKAN SNAPより)

 この日は天気が良く北関東自動車道からも富士山や日光男体山がよく見えました。登山口の大山祇神社下の駐車場は標高が100mほど,富士山が圧倒的なスケールで迫ってきます。神社にお参りに来られた地元の方も感激され,「富士山がよく見えますよ!」と声をかけてきました。幸先の良いスタートです。

 今日は夕方に「あしかがフラワーパーク」のイルミネーションを見る予定なので,のんびりと時間をかけて歩くつもりでした。それでも次から次へと,かっこいい名山が目に飛び込んでくると,ついついもっといいとこがあるのではと先に進んでしまいます。貧乏性のなせるすべでしょうか。それにしても2~300mの低山とは思えない展望です。山は岩稜帯が多く痩せ尾根に緊張します。所々ザイルなども伸びていて転倒すると結構なケガをするのではと気が引き締まりました。
 「ローソク岩」といった奇岩もあり,ミニ妙義山といったところでしょうか。大小山の最高地点には「妙義山」の標識もありました。その妙義山は360度の展望で,遠くの名峰を眺めるのに最適なピークです。昼過ぎでもよく見えるので,早朝は一段と素晴らしい眺望になるのではと思いました。

 大坊山から周回すると結構な距離で,足場も緊張することから脚の疲労度は高くなるようです。水田地帯まで下りて山裾を切り開いた住宅団地を登っていくのはきついモノです。どうにか予定した時間にたどり着きました。

 下山後は「あしかがフラワーパーク」に立ち寄り,全国屈指と言われるイルミネーションを見ました。山を背景に巨大な仕掛けが見応え十分でした。

★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ
      キャノン パワーショットG7XMarkⅡ
  

 
富士山かと見間違うような大きな浅間山です。
 
赤城山も間近に望まれます。
 
そして皇海山や日光白根山もひときわ目を引きつけられます。

この日は富士山がお昼頃まで見えていました。 
 
男体山が堂々とした山容をみせてくれます。
 
ロウソク岩と名付けられていますが,別名「足利のマッターホルン」といわれているそうです。
 
意外な大きさ,高さで筑波山が見えました。

江戸時代から,大小山の岩壁に「大小」の看板が設置されているそうです。 



2022年の記録


中倉山,孤高のブナ 2022.10.31(月) 快晴 

 G P S デ ー タ

 銅親水公園から中倉山,孤高のブナを往復しました。


      5:00  自宅出発
     7:45  銅親水公園駐車場出発
     8:46  中倉山登山口
      9:53   尾根取り付き
     11:01  中倉山 
     11:35  孤高のブナ(昼食)
     12:07  中倉山
     12:44  尾根取り付き
     13:25  中倉山登山口
     14:25  銅親水公園駐車場下山
      

   歩程は14.8km,山歩時間は6時間41分でした。  


 日光周辺の山々を調べていると,「孤高のブナ」として有名な中倉山が目についていました。ヤマレコにも沢山のレポートが寄せられており,週末は駐車場に止められないほどの登山客で賑わっている人気の山,かねてからこの山を一度訪れたいと思っていました。
 天気の良い平日を狙って出かけてみました。

 現地の山々は異様な姿でした。岩がむき出しでその崩壊がすさまじく,至る所で治山工事が進められています。それが半端なものではなく,遙か山頂近くまで工事が行われているのです。幸い足尾銅山の煙害を免れた松木渓谷の南側に位置する中倉山登山口は,ミズナラなどの大木に覆われています。

 しかしながら,登山口までの1時間ほどの林道歩きと標高差700mほどのジグザグの急登は非常にきついものがありました。尾根に取り付くまでは本当に我慢の連続でした。その厳しさがあったからこそ,稜線に出てからの展望が,この上ない充実感に満たされます。独特の稜線の景観と男体山をはじめとした山々はいつまでも眺めていたい気持ちになります。そこに「孤高のブナ」が立っているのです。松木渓谷沿いに漂った亜硫酸ガスと山火事で中倉山の北側は岩だらけの骸骨のようです。丁度その堺の地にブナの大木がたった1本生き残っているのです。多くの人が訪れるのも頷けます。苦労してきつい登りを耐えてくるのも,このブナを見ての感動があるからだと思いました。今回は枯れ葉でしたが,新緑の頃もう一度会ってみたい気がします。
 急坂の下山も楽ではありません。老いた脚には,しばらく特有な痛みが残りました。

 下山後は銅親水公園にある「足尾環境学習センター」に入ってみました。「NPO法人足尾に緑を育てる会」の方から足尾銅山の煙害や山林火災について貴重なお話を聞きました。この年になって得がたい体験をさせていただきました。入館料は200円でしたが何倍もの価値を感じました。上皇夫妻も訪れていたようです。

 ★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ
       キャノン パワーショットG7XMarkⅡ 

 
  日本一の規模を誇る足尾砂防ダムです。中倉山は左奥の方です。
 
  足尾の山は栃木県内小中学生により盛んに植林が行われています。
 
  中倉山に到着です。男体山など日光の山々が見渡せます。
 
  そして孤高のブナが現れてきました。思ったよりも小さめでした。
 
  近づくと迫力があります。煙害にも耐え稜線上に生き残ったとのことです。
 
  登山者との調和がいい感じです。

 奥の方は沢入山と皇海山方面です。 
 
 こちらは社山と男体山を背にした孤高のブナです。
 
孤高のブナと記念撮影です。
 
  新芽が噴き出す春には一段と大きく感じるかもしれません。
 
  あいにくと男体山頂が雲に覆われてしまいました。

  皇海山の頭が顔を出していました。 



黒斑山(浅間山外輪山)と高峰山 2022.9.30(金)~10.1(土) 快晴 

 G P S デ ー タ

9/30 車坂峠の高峰高原ビジターセンターから,浅間山の外輪山,黒斑山から鋸岳を往復しました。



10/1 車坂峠の高峰高原ビジターセンターから高峰山を往復しました。


9/30
      3:45  自宅出発
     8:31  車坂峠高峰高原ビジターセンター出発
     9:55  槍の鞘
     10:28   トーミの頭
     10:47  黒斑山 
     11:17  蛇骨岳(昼食)
     12:07  仙人岳
     12:37  鋸岳
     13:14  仙人岳
     13:44  蛇骨岳
     14:15  黒斑山
     14:33  トーミの頭
     14:40  中コースへ分岐
     15:35  車坂峠下山(高峰マウントホテルに宿泊)

 

   歩程は10.8km,山歩時間は7時間03分でした。  



10/1 
     8:00  道路沿い駐車場
     8:05  高峰山駐車場へ移動
     8:55  高峰温泉方面分岐
     9:07  高峰山頂
     9:55  分岐 
     10:15  下山 
 

   歩程は4.4km,山歩時間は2時間16分でした。
  

 以前「阿弥陀堂だより」という映画を見て,原作者の「南木佳士(なぎけいし)」という精神科医であり作家でもある方が気になり,著書を調べていたら長野県で山歩きをしていることを知りました。山の舞台は浅間山周辺が多いというので,何冊か読んでいくうちに是非とも登ってみたいという思いに駆られていました。
 しかしながら,自宅からは車で250kmあまり,北関東道路で一本道とはいえその距離に躊躇していました。そんな中,コロナの感染者も落ち着きを見せてきたので一大決心をして出発しました。

 そしてなんとかたどり着きました。浅間山は想像以上の圧倒的なスケールで迫ってきました。落ち着きのあるいい形です。本峰までは体力的にも無理なようなので,外輪山を歩くコースを採りました。これが実に感激ものの山歩でした。絶えず浅間山の懐に抱えられているようで落ち着くのです。日光男体山のようなハードな登りもなく,楽しい山旅を満喫しました。

 翌日はすぐ近くの高峰高原や高峰温泉の語源ともいえる高峰山に登ってみました。最奥には神社がまつられており,古くから信仰の山だったようです。また,展望の良さには驚かされました。富士山を始めアルプスの山々が見渡せるという地形は,なんとなく厳粛な気分にさせられました。

 帰りには高峰高原の入り口にある個人経営のりんご園に寄ってみました。この時期,「シナノドルチェ」という品種が収穫盛りということで,素朴な直売所に沢山並んでいました。大きな形のいいリンゴが1個100円ほどと格安でした。少し傷があるからと,ひと箱1800円のものが1500円に値引きしてくれた上に,傷があるのでという紅玉までおまけしてくれました。ほっこりと,心温まる買い物でした。
「シナノドルチェ」は香り豊かな甘酸っぱさが口いっぱいに広がる,浅間山を思い抱かせる味がしました。
 感謝です。

 ★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ
      キャノン パワーショットG7XMarkⅡ


 槍の鞘に着くと浅間山の全容が現れました。一人静かに高齢者のご婦人がいつまでも眺めていました。

黒斑山からの浅間山は絵になります。外輪山では一番高い山になります。

 浅間山の裾野がうっすらと色付き始めました。草紅葉とまでは行かないまでも,独特のグラデーションです。

 仙人岳まで来ると浅間山のスケールがひときわ大きくなります。それでも圧倒されるというより抱かれるといった感じになります。

 佐久市から来たというご婦人は何度も訪れているそうです。一人で登るという気力というか山に入る動機を伺ってみたいものです。

 外輪山の一番端っこになります。鋸岳という標識がありました。辺り一面噴火の面影が目立ちます。

 これがJバンドです。噴火でできたのでしょうか,崩れやすい岩場です。ここを下り本峰そばの前掛山に登山道が続いています。

高峰山途中からの展望です。富士山の姿がいい感じです。

山頂からは穂高連峰と槍ヶ岳が写っていました。
 
そして八ヶ岳連峰も見事です。
 
遠く鹿島槍ヶ岳の双耳峰も望めました。
まだ,マツムシソウが咲いていました。



日光男体山 2022.8.10(水) 晴れ 

 G P S デ ー タ  

道路沿いの駐車場に止めて二荒山神社から男体山を往復しました。 
 

  4:40  自宅出発
  7:05  神社出発
  7:19  1合目
  7:38  2合目
  7:50   3合目工事用道路取り付き 
  8:10  4合目工事用道路分岐 登山道入り口
  8:56  6合目
  9:26  7合目
  9:50  8合目
 10:16  9合目
 10:40  男体山山頂
 13:38  下山
 

   歩程は12.1km,山歩時間は6時間34分でした。
  

 このところの猛暑で近場の里山歩きもできず,少し体もなまってきてしまいました。明日は「山の日」ということもあり,歩きごたえのある山をと考えていたら定評のある表男体山を思い出し,挑戦してみることにしました。

 日光の朝は涼しいです。まだ人気も少ない中を登り始めましたが,さすがに急登,遊ばせてくれるところは工事用の道路ぐらいでしょうか。重い荷物を背負うて遠き道を飽きずに食いしばって耐えました。9合目まで来ると,やっと展望が開けさすがに達成感というか満足感で頭がいっぱいになりました。去年,男体山を眺めた社山が目の前にちょこんと立っています。やはり男体山の風格は別格です。昔から神の宿る山と崇められてきたのも納得です。雲が多く展望はいまいちでしたが,午後の雷雨を警戒して早々に下山しました。

 下山はきついものでした。加齢ということもありゴロゴロとした岩を下りていくのは登り以上に汗だくものです。そして踏ん張りと緊張でいつもの軽快な下りとはいえませんでした。最後の神社までの階段もいい加減にしてといわんばかりの気持ちになりました。やはり定評のある男体山の登りでした。どうにか歩けて我が身にも感謝でした。

 ★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ

 
 山頂の刀剣です。30数年前は赤茶けていましたが,
2012年にピカピカになりました。
 
 日光連山の大真名子山,小真名子山,帝釈山,女峰山が目の前です。
 懐かしい山です。
 
 そして堂々とした容姿の太郎山も風格があります。
 こちらも懐かしいです。
 
 ひときわ高く白根山がそびえています。

 社山が中禅寺湖を前にこぢんまりとたたずんでいます。
 
 白根山の上の青空と白い雲が鮮やかでした。



2021年の記録

社山 2021.10.29(金) 晴れ 

 G P S デ ー タ  

 中禅寺湖畔の歌ガ浜第1駐車場から阿世潟峠を経て社山に登り,帰りも阿世潟峠から阿世潟に下り歌ガ浜第1駐車場に戻りました。
 
 

  5:20  自宅出発
      北関東道 笠間IC~東北道~日光道経由
  8:05  歌ガ浜第1駐車場 出発
  9:10  阿世潟
  9:36  阿世潟峠
 11:07   社山山頂
 11:15  社山山頂広場(昼食)
 13:05  阿世潟峠
 13:21  阿世潟
 14:35  歌ガ浜第1駐車場
 

   歩程は13.9km,山歩時間は6時間31分でした。
  

  10月18日の日光の紅葉は今一だったので,もう少し立ってから出かけてみたいと思っていたところ,娘夫婦が行くというので同行してみました。

 あれから10日あまりたったので,落葉も多いのですが残っている木の葉は見事なまでに色づいていました。抜けるような青空の下で燃えるような赤やオレンジの紅葉が楽しめました。これまでの記憶では,10月中旬が日光の紅葉時期と思っていたのですが,最近では10月末から11月はじめが見頃のようです。当然,人出も多く歌ガ浜第1駐車場は平日とはいえ午前8時には満車状態でした。

 登山者も多く,途切れなく登ってきます。中禅寺湖畔にたたずむ日光連山は,まさに絶景であり人を魅了するものがあります。今まで目にも止めなかった社山ですが,これからは四季折々に出かけてみたい,そんな気にさせられました。

 帰りは3時前にいろは坂に入ったせいか車の流れは順調でした。久しぶりに日本を代表する紅葉に出会えて満足な山行でした。

 ★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ 
 

 
八丁出島と男体山の見事な紅葉です。
 
阿世潟峠に出ました。ここまでは楽勝です。
 
峠の先から富士山が望めました。
 
社山中腹からの白根山から男体山のパノラマです。まるで絵はがきを見ているようです。  
 
山頂近くの唐松林,黄金色が目を引きました。
 
男体山を背に社山山頂です。
 
山頂先の広場から雪化粧した白根山が望まれます。
 
足尾方面には皇海山や庚申山が望めます。
 
中禅寺湖に飛び込んでいくような下りが圧巻です。
 
中禅寺山と半月山駐車場が見えます。
 
ナナカマドと男体山のマッチングもいいです。
 
唐松林の色づきはまさにゴールデンカラーです。
 
遊覧船と社山,多くの乗客が紅葉を楽しんでいます。


社山 2021.10.18(月) 晴れのち曇り 

 G P S デ ー タ  

 中禅寺湖畔の歌ガ浜第一駐車場から阿世潟峠を経て社山に登り,帰りは阿世潟峠から中善寺山,
半月峠を経て歌ガ浜第一駐車場に戻りました。

 
 

  4:50  自宅出発
  7:43  歌ガ浜第一駐車場 出発
  9:02  阿世潟
  9:21  阿世潟峠
 10:59   社山山頂
 11:16  社山山頂広場(昼食)
 12:44  阿世潟峠
 13:44  中善寺山
 13:51  半月峠
 14:36  狸窪
 15:09  歌ガ浜第一駐車場 下山

   歩程は14km,山歩時間は7時間25分でした。
  

 新型コロナが大部収まってきたので,体力チェックをするために日光連山前衛の山,社山に行くことにしました。この山は「熟年夫婦の山日記」さんがホームグランドにしている山で,体力管理によく行かれているので参考にさせていただきました。それに展望も素晴らしいとのことで,紅葉の絶景も期待して勇んで出かけてみました。

 7時過ぎの「いろは坂」はそれなりの車の列ですが渋滞することもなく,8時前に歌ガ浜第1駐車場に到着しました。平日ということもあり大部余裕がありました。それにしても昨日の雨とは打って変わり,抜けるような青空に男体山がそびえているのを見て気持ちが高ぶります。出発する気持ちを抑えてとにかくトイレへと向かいました。公衆トイレですが実に素晴らしいものでした。日光自動車道PAのトイレといい,このところ観光地のトイレは世界で一番クリーンになってきたようです。大事に使いたいものです。


 朝の中善寺湖畔は気持ちの良い散歩道です。きらきら輝く湖面と雲を抱いた男体山を眺めては早起きの苦労も消し飛びます。釣り客のボートが数隻浮かび,遊覧船が今にも出航しそうに停泊しています。1時間ほどで社山登山口の阿世潟に到着しました。ここから山道です。丸太の階段がつながり楽な登りではありません。きついなと思ったら阿世潟峠でした。半月峠の方からの団体登山客10数人が休憩していました。密にならないよう離れて休み,ゆっくり後を登りました。ここからが結構な急登の連続でした。それでも2,3カ所展望の良い休み場があり息を整えられます。男体山と少しずつ肩を並べるように登っていくのは中々の醍醐味です。思わずカメラを取り出してしまいます。1時間40分かかり山頂です。男体山を愛でるように,目の前に大きな男体山がそびえています。疲れも吹き飛びました。鈍った身体で山頂を踏むことが出来,充実感一杯でした。

 昼食は山頂から少し進んだところのクマザサ広場で取りました。足尾方面の山並みが見渡せてとても気持ちの良いとこです。暖かい日差しを受けて絶好のランチタイムでした。
 
 下り始めると雲がかかってきました。あれほど良い天気が午後になると一変します。そして冷え込みです。上着を脱いだり来たりしました。下りは中善寺湖畔ではなく尾根筋を歩いて半月峠に出ました。半月峠から中善寺湖畔まではかなりの急坂で1時間ほど下ります。阿世潟峠の方が少し楽なような気がしました。狸窪まで下りると後は中善寺湖畔です。途中,イタリア大使館別荘記念公園などがあり,飽きさせません。修学旅行なのか生徒たちを乗せた豪華遊覧船が到着します。そして大使館別荘では中禅寺湖を眺めながらお茶を飲んでいる人がいます。洗練された観光地の一時を垣間見ました。

 午後3時過ぎ帰途につきましたが,「いろは坂」は渋滞でした。逆走してくる車がいたりと,動いたり止まったりの連続でした。来る時より1時間ほど余計にかかりました。

 目の覚めるような紅葉には出会えませんでしたが,7時間あまりの山歩を無事成し遂げることが出来て,大変満足した一日でした。次の日から2日間は腿の筋肉の痛みが続きました。

 ★カメラ ニコンD850+24~120ミリレンズ 


 歌ガ浜第1駐車場からの男体山の偉容です。風格があり
ます。 
 
 阿世潟近くからの男体山,優雅です。湖水もきれいです。
  
 
  阿世潟峠に着きました。右側は半月峠方面です。
 
社山への登り道,白根山が見えるところがお休み場です。

 社山への登り,結構な急登です。ピークはもう少し先です。 
 
 休み場所から男体山が格好良く見えます。辺りには霜柱が
沢山立っていました。今朝の冷え込みは厳しかったようです。
 
 だんだん男体山と肩を並べてきます。高度により景色が変化
してくるのが面白いです。
 
 太郎山も出てきました。もう少し紅葉が進むと絶景なのですが。

 白根山も見えてきました。 
 
 山頂はもう少しです。足が重い。
 
そして山頂です。男体山が目の前です。
 
  戦場ヶ原と中禅寺湖,中禅寺湖の広さに驚かされます。
 
 最盛期には神の絨毯のようにはならないのでしょうか。
 紅葉は今一でした。
 
 昨年10月に登った白根山を愛でながら充実感に浸ります。
 
 阿世潟峠からこの中善寺山までが長い登りでした。
  
白根山から男体山のパノラマです。


2020年の記録

高原山(釈迦ヶ岳) 2020.10.25(日) 曇りのち霙のち晴れ時々曇り  

 G P S デ ー タ  


 大間々台駐車場から釈迦ヶ岳を往復しました。   
 

 5:40  自宅出発
 7:46  大間々台駐車場出発
 8:55  八海山神社
 9:12  矢高山(矢板市最高地点)
 9:30   剣が峰
11:15  釈迦ヶ岳山頂(昼食)
13:58  八海山神社
15:04  大間々台駐車場 下山

   歩程は12.5km,山歩時間は7時間17分でした。  

  10月最後の日曜日は素晴らしい晴天になるとの予報だったので,紅葉を愛でる山旅に矢板市の奥座敷,高原山(釈迦ヶ岳)を計画してみました。日曜は混雑するという情報はつかんでいたのですが,あえて天気優先で行ってみたら,40台駐車可能の大間々台駐車場はすでにいっぱいで,道路の膨らみに止めざるを得ませんでした。
 
 朝は冷え込んでこれは良い天気になるかなと期待したのですが,山は霙模様で強風が吹き荒れことのほか寒さを感じました。登山道には霜柱や霙が溶けずに残っています。山は紅葉の季節を通り越し初冬の雰囲気です。それでも山頂に着く頃には日差しが強くなり,暖かみを感じるようになったものの一向に風は止みませんでした。たくさんの登山客がお弁当を広げていたのですが,バーナーを持ってきた人は風をよける場所探しにあちこち歩き回っていました。
 
 山頂の景観を楽しむのもほどほどにして下山しました。途中,撮影ポイントを探してきょろきょろしていたら,ものの見事に転んで木の根っこや岩に思い切りたたきつけられました。そのときは無我夢中で下山したのですが,帰宅すると左足が曲がらなくなり痛みも出てきてよく眠れませんでした。当たり前の歩行がどんなに素晴らしいことか,つくづく身にしみた山行でした。

 5日たっても痛みが治まらないので整形外科で診察を受けました。靱帯損傷とかで治るのは2週間以上かかるとの診断でした。秋の里山歩きに間に合うか,不安です。
  

 
 鶏頂山を背景に記念撮影です。
 
 鶏頂山をアップしてみました。山頂に社が見えます。
 
 これは日光連山です。男体山から女峰山が豪快です。
 
 こちらは会津駒ヶ岳方面でしょうか。

 山頂には釈迦ヶ岳の名前の通りお釈迦様の石像がありまし
た。こんな大きなものをよく運んだものです。 
 
 剣が峰付近から釈迦ヶ岳の威風堂々とした姿が望めました。
お釈迦様のような雰囲気です。
 
 中腹は紅葉がまだ見頃でした。

 八海山神社神社付近は開けた石積みの平地で矢板市周辺
の市街地がよく見渡せます。気持ちが清々します。 
 
 大間々台駐車場付近はツツジの名所とか。ツツジの葉は落ち
ていましたが,まだ見頃の木々もありました。


日光白根山 2020.10.2(金) 終日快晴  

 G P S デ ー タ  

 
 日光白根山ロープウェイで標高2,000mの山頂駅に行き,白根山を一回りしました。
 
 

  4:50   自宅出発
  8:10   丸沼高原スキー場
  8:47   ロープウェイ山頂駅
  9:22   七色平避難小屋
 11:34   白根山頂
 12:34   弥陀ガ池入口
 13:12   七色平避難小屋
 13:40   自然散策路入口
 14:24   ロープウェイ山頂駅

   歩程は8.4km,山歩時間は5時間37分でした。

 新型コロナウィルスの影響でニュージーランド ミルフォード以来しばらくの間山歩きは止めていましたが,10月に入りGO TOトラベルキャンペーンが盛んになってきたようなので日帰り登山として近場の奥日光を選んでみました。
 
 紅葉を期待していったのですが,まだはしりの段階で金精峠を越えてもときめく絶景は見られません。しかし平日とはいえ素晴らしい秋空に恵まれたこの日,起点となる丸沼高原スキー場の駐車場には,サマーゲレンデを楽しむ人や登山客の車が結構止まっていました。登山者に若い人が多いのには少し意外に感じました。
 久しぶりの山歩きなので無理せずに行こうと,往復2,000円のロープウェイを利用しました。それでも結構な急坂があり,翌日は腿の筋肉がかなり痛んでサツマイモや里芋の掘り上げが大変でした。
 
 お弁当も帰りの食事もコンビニ食材で済ませ少し寂しい山行でしたが,コロナ禍の中で気分がすっきりしました。 


 山頂直下の登りです。目の覚めるような青空がまぶしいです。 
 
 狭い山頂は混み合っています。写真を撮るのも順番待ちです。
 
 五色沼を前景に日光連山と男体山が圧巻です。
 
 弥陀ガ池と菅沼そして遠く燧岳がそびえています。
 
 男体山と中禅寺湖も望めました。
 
 左の山頂に登山者がアリのように張り付いています。
 
 山頂直下で記念撮影です。
 
 弥陀ガ池方面の紅葉です。少し色づき始めました。
 
 ロープウェイ山頂駅近くの自然散策路から特徴ある燧岳です。
 
 コケの新芽でしょうか。国内には900種もあるとか。
 
 ロープウェイ山頂駅のロックガーデンから白根山です。
 
 ソフトクリームを食べながら白根山のアップです。


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