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あ あ  エ ベ レ ス ト 

 
H22.11.7  ナムチェ坂より  カメラ:ニコンD300 16-85mm(以下同じです)
11月6日にルクラを出発して,初めてエベレストを見ることができました。これが想いをつのらせた山かと思うと胸にジンと来るものがありました。
中央の白い山がエベレストです。

H22.11.8  ナムチェからシャンボチェへ向かう途中にて
アマダブラムやエベレストを眺めながら,標高3500mから3800mの山歩は日本の山では味わえない別世界の味です。まさに地球のてっぺんの味です。世界中の人々が押し寄せるのももっともだと実感しました。

H22.11.8  ホテルエベレストビューに向かう途中から
日本人の宮原さんが建設したホテルエベレストビューでお茶を飲むために出かけました。中央の赤い屋根がホテルです。エベレストの絶景ポイントです。

H22.11.8  ホテルエベレストビューのテラスから
エベレストの姿を堪能しながら,疲れ直しにホットチョコレートを飲みました。一杯300円ほどとネパールではかなり高価な飲み物です。テーブルに日本100名山の著者「深田久弥氏」を初めての客として招くはずだったが,かなわず亡くなられたとのリーフレットがありました。
私はウェイターに写真の深田氏に似ているといわれてびっくりしました。

H22.11.8  ホテルエベレストビューのテラスから
エベレストをズームアップしてみました。カラパタールまではまだまだです。
 
H22.11.9  シャンボチェから
夕べはエベレストシェルパリゾートというこれまでのロッジとは別格の高級ロッジに泊まりました。管理者は剣岳の山小屋で働いているというネパール人で日本語が堪能です。快適な部屋とパノラマルームでの食事に元気づけられました。
シャンボチェには軽飛行機の飛行場もあり,気軽にエベレストを見に来る富裕層も多いとか。高山病には注意が必要とのことですが。

H22.11.9  シャンボチェから
朝日が当たり始め,山肌を黄金色に染めていきました。出発前に読んだ夢枕 獏著の「神々の頂」を思い出しました。
出発式があり,ロッジ管理者から無事カラパタールに登れるようにと,黄色い布「カタ」を首にかけてもらいました。仏教系の風習では,お客様にこのカタという布を首にかけてあげるそうです。

H22.11.9  タンボチェから
タンボチェ寺院の奥に立っている登山家加藤保夫氏(春季・秋季・冬季の三度エベレストへ登頂)の慰霊碑からエベレストが望まれます。慰霊碑には今朝ロッジ出発の際,首にかけてもらったカタという布が結んでありました。
 
H22.11.9  タンボチェから
カラパタールまでは中央に見えるパンボチェ,ディンボチェという4000m級の集落を越えて更に先へ進まなければなりません。明日はいよいよ4000m越えです。

H22.11.10  タンボチェ寺院から
重厚で立派なお寺が100年ほど前に建設されたそうです。自動車も入れない富士山頂ほどの標高の土地にどうやって建てたのだろうと,ただ驚くばかりでした。
最近,集落単位に水力発電所が整備されたとのことです。灯りがともり,朝の読経の準備が進められているのでしょう。
 
H22.11.10  タンボチェから
また,神々の頂に朝日があたり始めました。エベレストが間近に迫り,一段と神々しさを増してきました。
 
H22.11.10  タンボチェ寺院から
お寺ではエベレストを仰ぎ見ながら読経が始められるようです。
人は悟りの境地に達する修行の場として,あえて厳しい自然のこの地を選んだのでしょうか。

H22.11.10  タンボチェ寺院から
お寺の立派な門越しに遙かエベレストが望まれます。左奥の建物は修行僧の宿坊だそうです。山と宗教がごく自然に溶け込んでいます。
タンボチェを過ぎるとカラパタールの丘までエベレストとはお別れです。
 

H22.11.13  カラパタールの丘から
息苦しさと頭痛に耐え,やっとの思いでたどり着いたカラパタール。エベレストまで10kmの距離にあります。ここはもう人の住める空間ではありません。
中央付近がベースキャンプでアイスホールが伸びています。
 
H22.11.13  カラパタールの丘から
プモリ,ヌプツェ,ローツェ,エベレストの神々しい姿。その姿をフィルムというか目に焼き付けようと必死にシャッターを押しました。圧巻です。
 
H22.11.13  カラパタールの丘から
白き山を前景に黒光するイエローバンドのエベレスト。これが夢だったあのエベレストです。夢を持ち続けて良かった。トレーニングを続けてきて良かった。そして行かせてもらった家族に感謝です。
ああエベレスト。
 
H22.11.17  ナムチェの丘から
ナムチェまで戻ってきました。ナムチェの集落の上には小高い丘があります。軍の基地があるのですがエベレストの見晴台にもなっています。
天気が下り坂なのか山頂は雲で隠れていました。
 
H22.11.17  ナムチェの丘から
朝,丘にあるコーヒーショップに入りました。私一人でした。一杯50円程のコーヒーを注文し,しばしエベレストを眺めていました。カラパタールまでの山歩を思い出し,コーヒーのぬくもりと達成感で体が熱くなりました。
 
H22.11.17  ナムチェ坂から
いよいよエベレストの見納めです。山頂の雲は切れませんでした。天気は明らかに下り坂です。
ルクラに着くとカトマンズ行きの飛行機は飛べず,足止め客で大変なことになっていました。軍のヘリコプターに乗って辛うじて戻ることができました。
手前が添乗員のTさん,中央がフルマラソンランナーのNさんです。

H22.11.21  カタマンズからバンコク行きの機上から
タイ国際航空の機上からヒマラヤ山脈がよく見えました。左側がエベレストです。夢から現実となったエベレストよ,さようなら。ああ エベレスト。 


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